直行便開設でラオス観光ブームは訪れるのか?

ラオスには、古都ルアンパバーン、クメール時代の大遺跡「ワット・プー」などの観光資源がありますが、日本人観光客は他と比べてまだそれほど多くありませんでした。

ところが、2015年3月6日に安倍晋三首相がラオスのトンシン首相と会談して共同声明を発表、観光交流の促進を打ち出しました。両国を結ぶ直行便の開設に向けた協議の促進でも一致、共同記者発表で安倍首相は「日本とラオスが直行便で結ばれるのも近い」と表明しています。いよいよ、ラオス観光ブームの到来でしょうか。

1995年にルアンパバーンがユネスコの世界遺産に認定されて以来、同国を訪れる観光客は急増しました。ルアンパバーンはランサン王国(1353?1975)の王都で、カーン川とメコン川の合流地点に位置する緑豊かな町です。


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伝統的な寺院とフランス統治時代の建築とが融合。市内にある「プーシーの丘」からは、町並みが一望でき、ここから眺めるメコン川の夕陽はまさに絶景です。

Luang prabang01

今年オーストラリアの旅行サイトが世界中で最もロマンティックな結婚式ができるスポットを発表しました。このロマンティック・ウェディングの場所として、フランスのパリ、ケニアのマサイマラ、モナコのモンテカルロに続いて、ルアンパバーンが4位。


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ラオスは、20年までに年間観光収入を10億ドルに拡大しようとしています。そのために、ルアンパバーンなどの人気観光地の施設整備を進めるとともに、交通利便性を向上するために道路建設を加速しようとしています。ラオスとしては、直行便開設で日本からの観光客を期待しているところです。