ラオス・日本「首脳会談」のまとめ

今回のラオス首相の来日訪問によって、ラオス・日本両国の連携を更に深めていくこと期待されています。

安倍晋三内閣総理大臣は、2015年3月6日午後6時から約45分間、公式実務訪問賓客として訪日中のトンシン・タンマヴォン・ラオス人民民主共和国首相(H.E. Mr.Thongsing Thammavong、Prime Minister of the Lao People’s Democratic Republic)と会談を行いました。

安倍総理大臣から、2015年3月5日は、日ラオス外交関係樹立60周年であり、この記念すべき時にトンシン首相を日本にお迎えでき大変嬉しい、本年ラオスからはゾウが、日本からは桜が贈られ、こうした交流を通じ、相互理解が一層深まることを期待していると述べました。トンシン首相からは、桜が開花したとの報告を受けている、日本でのラオスフェスティバル等も通じ交流を促進したいとの発言がありました。

両首脳は、60周年を機に、互恵関係に基づき、地域・国際社会での更なる協力に向け、「包括的パートナーシップ」を新たに「戦略的パートナーシップ」へと発展させていくことで一致し、要人往来等を通じ協力を強化していくことを確認しました。


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安倍総理大臣から、ASEAN共同体構築の節目の年である本年、メコン地域の中心に位置するラオスの連結性強化や域内の格差是正に向け、引き続き支援を行っていく、特に日本は質の高いインフラ投資を推進しており、ラオスの持続的な経済成長に貢献していくことを表明しました。

両首脳は、昨年2014年4月のJETROビエンチャン事務所開設を受け、日系企業の更なる進出を後押ししていくこと、今後とも官民合同対話等を通じ、投資環境整備に向け協力していくことで一致しました。

安倍総理大臣から、ラオスの2016年ASEAN議長国就任準備支援のため、ラオス外務省職員等のASEAN事務局での研修を支援していることを紹介し、両首脳はASEANにおいても連携を深めていくことで一致しました。


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<参考:外務省の公表記事>